~ #11 2020年11月 Racing部活動報告 ロードレース ~
2020年11月21日、22日、鈴鹿サンデー最終戦 NGK杯。
今シーズン、ロードレースとしては、最後のレース活動となります。
新型コロナウィルスの拡大からスタートした今シーズン、やっと感染防止対策の徹底からいろいろなイベントが、規制はあるものの開催出来る様になった今、また拡大の傾向に傾きつつあります。やはりワクチンの完成が、この状況を変えてくれる起爆剤となる!のかもしれません。
2020年、今シーズンを締めくくる鈴鹿サンデー最終戦は、毎年鈴鹿の猛者たちが挑んできます!なので我々も毎年参戦させて頂くのですが、今回もまた白熱したレース展開となりました!
ワクワク!ドキドキ!の波乱あり!レースとはこれだ!と言わんばかりの“バチバチ感”は最後に相応しい戦いでした。
マフラー開発も1000RRは既にRR-Rに引継ぎ、課題の整理から作図に入り、250RRは、音量低減アイテムの研究開発を継続、CRFは450に全集中しています!!
まだまだ見えてくる光は小さいですが、一歩一歩を確実に足元を踏み固めながら、確実に知見を増やす!そこから何かが生まれる!はず!です!
さてレース結果です。
【レース結果】
◪JSB1000クラス(JSB/ST混走)
#37 黒木:予選5位 決勝2位(総合2位)
#54 田尻:予選6位 決勝3位(総合4位)
◪JP250クラス(INT/NAT混走)
#54 梶山:予選2位 決勝5位(総合7位)
以下、関係者コメントです。
~ チーフメカ:原口 祥尚 ~
今年最後のレースという事もあり、ライダー/メカニック共に良い形でレースが終われるように気合を入れて臨みました。
全日本から3週間、田尻はマシンセッティングの見直し、黒木はENGトラブルの改善から、リベンジとなるレースになりました。
予選は2人共、タイムを上げる事が出来ず、黒木5位 田尻6位と“トップ2“を狙ってただけに悔しい結果になりました。
決勝では路面温度も回復したことで、“来年に繋がる走り”を期待して、ハードタイヤを選択。結果、2人共スタートから積極的に攻めてくれました。
田尻の転倒で赤旗中断、ライダーとバイクのダメージは奇跡的に少なくて、コースに送り出せた時は“ホッ”としました。
再スタートグリットは田尻2位、黒木3位の位置。
田尻のスタートが抜群に決まりトップで1コーナーに侵入、黒木は3周目に2位に浮上、ラスト2周でトップに立ちましたが最後にコーナー侵入でミスしてしまい、パスされてしまいましたが、黒木 総合2位、田尻 総合4位でチェッカーを受ける事が出来ました。
今年はレース数も限られた開催となりましたが、最後に2人共トップ争いが出来た事で、良い形で今シーズンを締めくくられたと思います。
JSBクラス2年目のシーズン、非常に多くの事を得られた1年になったと思います。
来年は鈴鹿8耐出場目指してチーム一丸となって、ゼロから再始動となりますので、サポート・応援くださる皆様、引き続き宜しくお願い致します。
~ JSB1000 #54 田尻 悠人 ~
今シーズン最後のレースを表彰台で終わることが出来ました。4周目の“ムサシシケイン”で土・砂利に乗って転倒してしまいましたが、幸いマシンのダメージはなく
再スタート出来ました。
赤旗再スタート後はメンタルの弱さが出て後退してしまい、今シーズンの自分の弱かった点として来年に向けての課題です。
それでも表彰台に立てたことは嬉しいですね😄
今シーズンのレースはこれで終わりとなりますが、1年間を怪我なく無事に終わることができ、メカニックと装備には感謝しかありません。
最後に、今シーズンのサポート頂きました各企業様、応援して頂いた皆様、コースに送り出してくれたメンバーのみんな、有難うございました!
~ JSB1000 #37 黒木 玲徳 ~
今年締め括りとなるレース。
持ってるもの全てをぶつけたつもりですが、負けました。最後の最後にミスをしてしまうメンタルの弱さが敗因だと思います。
しかし、レース展開的にも悪くはなかったと思いますし、自分自身とても楽しめたレースとなりました。
悔しい気持ちもありますが、次に向けてしっかりと進んでいきたいと思います。たくさんの応援ありがとうございました。
今シーズンはマシントラブルが多く続きましたが、その中でも毎戦得る物はたくさんありました、特に今回のNGK杯ではチームで大きく成長出来たと感じています。
この流れのまま来シーズンはレース活動とマフラー開発を、良い方向に進められるように準備していきたいと思います。
応援頂いた皆様、サポート頂いた各社様、本当にありがとうございます。来シーズンも宜しくお願い致します。
~ JP250 NAT #54 梶山 采千夏 ~
今回はMFJカップに参加させていただきました。今年最後のレースだったのでいつもより気合いを入れて挑みました。
練習の時からそこまでタイムは落とさずに走ることができ調子は良かったんですが、予選では風が強く思い通りにコントロールができず、タイムもそこまで伸びませんでした。
決勝ではスタートから上手くいき、トップ集団についていくことができ、ずっと上位の方で走っていたんですが、最終周に勝負をしかけたのですが、前のマシンのリアタイヤに自分のフロントタイヤがぶつかり失速してしまいストレートスピードが伸びていかず、総合7位で終わりました。
結果だけで言うとすごく悔しいですが、トップ争いが出来た事で、とても勉強になりましたし楽しかったです。
来年の事はまだしっかりとは決まっていませんが、学んだことを来年からも継続するためにオフシーズン中もトレーニングをして備えていきます。
今年一年間サポートしてくださったスポンサー様方、応援してくださった方々、チームの皆様、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
コロナで始まり、コロナで終わる今シーズン、これからも更に感染拡大防止への取組みが強化される事となるでしょう。
一人ひとりが備えても限界がある。感染拡大を遅らせる事は可能です。が、消滅しないこのウィルスにどう立ち向かうのか?大きな課題ですね。
目標としていた鈴鹿8時間耐久レース、今回も応援メンバー3名が現地に入り、来シーズンに向けレースの進め方や、各作業を習得すべく積極的に取り組んでくれました。
「1つの目標が多くの人材を動かしているんだ!」と実感した瞬間でした。
この挑戦がGOSHIの人材を育て、将来のGOSHIを支えてくれるはず!“信じる勇気”と “継続する勇気”を見失わない様、努めて行きたいと思います。
応援頂いた皆様、サポート頂いたスポンサー様、モトクロス・ロードレースともども本当に感謝致します。
我々の活動がスポンサー様の意図した効果になれたのであれば幸いです。
来シーズンの体制と活動内容をご報告出来る様、しっかりと検討し取組み、ご挨拶とさせて頂きます。本当にありがとうございました。
次回、あらためまして2020年の締めくくりと2021年の体制を、ご報告させて頂きます。
記:レーシング部