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【ロードレース】全日本ロードレース 第8戦レポート

115日、6日 全日本ロードレース選手権 R-8 in 鈴鹿

今シーズン最後となる全日本ロードレース MFJグランプリ!今回のレースは、2日間で3レースが行われるハードなスケジュール。真夏の鈴鹿8耐から更に改良を加え、より戦闘力を上げたマフラーを投入し、「2022年を良い結果で締めくくりたい」との想いで挑みました。

田尻は、目標としていた2分9秒台をたたき出し、オートポリスに引続きベストタイムを更新。3レース目はクラッチトラブルによりリタイアしてしまいましたが、平均タイムも速くなり、後半にかけてのタイムの落ち込みも改善してくれました。
黒木は8耐後の復帰戦で、サスペンションやECUのセッティングに苦戦しながらレースに臨みましたが、3ヶ月間バイクに乗っていなかった事もありタイムに繋げる事が出来ませんでした。マシンの調子が良かっただけに悔しい結果となりました。

 【予選結果】順位タイム【決勝】順位タイム
黒木

レース1グリッド

18位2’09”986レース115位2’10”476
田尻21位2’10”5116位2’10”61
黒木レース2グリッド18位 レース214位2’09”883
田尻20位 15位2’09”90
黒木レース3グリッド18位 レース317位2’10”312
田尻21位 リタイア2’10”012

 17 黒木 玲徳 2022シリーズランキング・・・20
 25 田尻 悠人 2022シリーズランキング・・・21

開発レポート
 木曜日の公式練習からホームストレートでも余裕で300㎞/hを超えるほどバイクの調子が良い反面、これまでのバイクとは性格が変化。エンジン回転数がレブリミットに入る為、スプロケットの丁数の変更し、ECUのセットも大幅に変更するなどバタバタの展開となりました。
これまでは、より早く最高速に到達することを意識して「低中速」を重視した仕様を目指して来ましたが、それでは思った以上に高回転の伸びが弱く、300㎞/hに達しない!?
しかし今回の仕様は「中速~高速」に掛けて改善を施し、ようやく目標であった「下から上まで強いマフラー」が完成しました。しかし今までとは全く性格の違うマシンに仕上がってしまい、ECUのセッティングに苦戦!また足回りにもその影響が波及し、ライダーもタイムを上げることが出来ない状況でした。しかし徐々にセッティングも決まり始め、タイムもようやく2分9秒台に入りました。

今シリーズを終えて
 今年は目標であった鈴鹿8耐に出場することができ、15位以内の目標に対し、『12位完走』という実績を上げることができました。
オリジナルマフラー開発も目標に対し、しっかりと良い物が出来上がったことは成果と言えるでしょう。
JSB初年度からの2年間は転倒も怪我も多かった為、今年は転倒があっても怪我だけは起こさない様にと用心してきました。しかしながら8耐本番前の初日に黒木が転倒してしまい、負傷したことで8耐に影響したばかりか最終戦にまで響いてしまいました。
2023年は怪我無く安定したリザルトが残せるように開幕までにライダーは体づくり、メカニックはバイクづくりに専念したいと思います。
サポート頂いてます各社様、応援頂いてますエンドユーザー様、今年1年間ありがとうございました。来年の体制、参戦カテゴリーが決まりましたら、後日、ご報告させて頂きます。

記:開発ブロック

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