~ #9 2020年11月 Racing部活動報告 ロードレース ~
2020年10月31日、11月1日 全日本ロードレース選手権シリーズ 最終戦MFJ-GP 鈴鹿大会。少し時間が経ちましたが、レポートです!
絶好のレース日和となった鈴鹿サーキットは、朝は少し寒いものの、時間が経つにつれ温かくなりテントピットの我々にとってはありがたい気候となりました。
オートポリス戦から約1ヵ月強、その間少しマフラーも進化しての最終戦。
マシンもライダーもメカも全てが準備万端!といった今回のウィークでしたがレース中にエンジンに不具合が発生、#32の黒木がリタイヤとなるなど、すんなりとはいかない鈴鹿となりました。
しかし、得る物も多く、調子は上向きとなった#30田尻と#32黒木の2名は、それぞれがベストな走りを見せてくれました。
JP250の#54梶山も初日こそタイムが出せない状況でしたが、日を追うごとにベスト更新し、決勝までには、前で戦えるまでに仕上りました。
マフラーはオートポリスのまま、ECUのセット出しで音量基準をクリアし、決勝に備えました。
<JSB1000クラス>
決勝レース1、予選21,22番手グリッドからスタート。
スタートを順調に走り出す2人でしたが、#32黒木はエンジンに不調を訴え、3周目にピットへ戻ります。
その後、深刻なトラブルと判断し、リタイヤを選択。レース2も鈴鹿での修復は不可能と判断しリタイヤ届を出しました。
#30田尻は、12秒台をコンスタントに刻みながら周回を重ね、レース1を19位チェッカーとなりました。
レース2も順調に周回を重ねトラブル等無く、予選から順位を上げ17位チェッカーとなりました。2人とも調子が良くタイムもまとまりつつあっただけに悔やまれる#32黒木のリタイヤ!
本当であれば、8耐の開催となっていたウィークで、そこへ調整していたエンジンが悲鳴を上げた形になりました。
2人の年間ランキングは、19位田尻、24位黒木という結果です。
<JP250クラス>
予選10番手グリッドから追い上げます。
予選のポジション取りに失敗した梶山でしたが、いざ決勝となると覚醒した走りを魅せ、スタートから順位を上げ7番手から8番手を走行。
周回を重ねる毎に順位を上げトップを追走しますが、セカンド4位グループでのレース展開となり、中盤先頭に立ちましたが、相手はINTの強者たち!そう簡単には前を走らせません!
最終ラップ5番手から前の2台を追いますが、挽回できず総合5位でのゴールとなりました。
しかしNATクラスのリザルトは、今シーズン参戦したMFJ Cup2レース共の優勝は立派な結果となりました。
最終戦後の年間ランキングは、NAT3位#54 梶山采千夏、INT5位 #93 片山千彩都となりました。
[レース結果]
◪JSB1000 #30 田尻 悠人(たじり ゆうと)
決勝レース1:19位
決勝レース2:17位
◪JSB1000 #32 黒木 玲徳(くろぎ れいとく)
決勝レース1:リタイア
決勝レース2:リタイア(出走せず)
◪JP250 NATクラス #54 梶山 采千夏(かじやま さちか)
決勝:NAT 1位(総合5位)
以下、ライダーコメントです。
~ JSB1000 #30田尻 悠人 ~
まずは応援頂いた皆様、スポンサー各社様、ありがとうございました。今回のレースはフリー走行からなかなかセットアップが進められず、もどかしいレースとなりました。
順位はもちろんのこと目標としていたタイムにも届かず個人的に残念な結果で、頑張ってくれたスタッフ達にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
オートポリス、鈴鹿と全日本に参戦し、自身の良かった点、悪かった点様々ですが、スキルアップは出来たと思います。
今シーズンも次戦のNGK杯を残すのみですが、去年は苦い思い出のレースだったのでリベンジしたいと思います
~ JSB1000 #32黒木 玲徳 ~
今回の全日本はレースウィークに入ってから抱えていたトラブルが走行する度に酷くなり、改善されず、race1では走れる状態ではなくなってしまいrace1,
race2共にリタイアという結果で終えてしまいました。
とても悔しい気持ちではありますが、気持ちを切り替え、今シーズンの集大成となるNGK杯に向けて、しっかりと準備をしていきたいと思います。
応援よろしくお願いします。
~ JP250 NATクラス #54梶山 采千夏 ~
今回は前回と同じくスポットでMFJ CUP 鈴鹿大会に参加させていただきました。前回のオートポリスでは、クラス優勝できたもののインターの方々とは、かなり離れてしまい今回は少しでもインターとバトれるように練習の時から気合いを入れていきました。
走るたびにタイムも出て上手くいっていたのですが、予選での作戦が失敗してしまい総合10番手になってしまいました。気持ちを切り替えて決勝に挑み、スタートは上手くいき、そこからのまれてしまったのですが早めに追い上げることができ、トップには追いつきませんでしたが、インターの方と走ることができ、結果総合5位まであげることができました。
バイクのコンディションはとっても良かったです!インターの方々にもしっかりついていくことができましたし、今回チームの先輩である片山千彩都選手にアドバイスを頂き、前後のサスセットをアドバイス通り調整し走ったら、これがすごく曲がりやすい!!そしてベストタイムを出すことが出来ました!感謝です!
オートポリスでの反省から挑んだ今回の鈴鹿でしたが、なかなか上手くいかず、悔しい気持ちでいっぱいです。今は、現実を認めて最後の鈴鹿サンデーに向けて準備していこうと思います。
最後にスポンサー各社の皆様、チーム関係者の皆様、応援してくださった皆様、応援ありがとうございました!次が今年最後のレースになりますので引き続き応援よろしくお願いいたします!頑張ります!!
2020年シーズンは、新型コロナウィルスへの感染拡大から始まり、終息の見えないまま終わりになりそうです。
11月21日、22日は鈴鹿サンデーNGK杯、こちらが今年ラストレースとなります。既に来シーズンに向け、新たな取組みもスタートしています。
GOSHIも同様に変化の大きいシーズンとなりますが、しっかりと活動の継続が出来る様、マフラー開発で結果を残して行きます。
先ずは、ラストレース!鈴鹿サンデーNGK杯!サポート頂いてますスポンサー様、応援頂いてますファンの皆様、引き続き、応援の程宜しくお願い致します。
記:レーシング部