弊社が応援しているLet’sレン耐の西日本シリーズが2月28日に開幕!
レン耐事務局よりRd.1のレポートが届きましたのでご紹介致します。
【レン耐 レポート】
<大会概要>
大会名:Let’sレン耐 西日本シリーズRd.1 HSR九州4時間耐久
開催場所:熊本県 HSR九州ドリームコース
天候:晴れ
気温:16.5℃
<参加者>
グロムカップクラス 3台
モンキー125クラス 4台
スーパーカブ110クラス 4台
計11台
参加者総数 41名
<レースレポート>
本年度からさらに開催数を充実させて展開されるLet’sレン耐西日本シリーズとして第1戦となる熊本大会が開催。今回は熊本大会としては初となるドリームコースを用いてのレースとなった。
当日は風こそ強かったものの、日中はポカポカとした春を感じさせる晴れやかな天候になった。
元全日本JSB1000&ST600チャンピオンの山口辰也選手も一般参加として#205「プランビー」に名を連ねた。
さらに熊本県警交通機動隊からも2名の白バイ隊員も会場を訪れ、決勝前にデモンストレーション走行を披露。大会に華を添えてくれた。
4時間となる決勝レースは、グロムカップ、モンキー125、スーパーカブ110の3クラス混走で行われ、10:30にル・マン式でスタートとなった。
勢いよく飛び出してオープニングラップを制したのは、#2「チーム焼肉 和牛ロース」。これに続いたのがモンキークラスの#22「SEKAINO GOSHI1」。さらにスターティンググリッドしては最後尾となるスーパーカブクラスの#205「プランビー」が一気に8台も抜き去って3番手でコントロールラインを通過する。
この中で、#2と#205の2台がライダー交代のタイミングで一時2周ほど先行し総合3番手以降を引き離しかけるも、すぐに周回数は拮抗状態へ。総合4番手までが同一周回数というかたちで1時間目を終了する。
1時間経過時点ではグロムカップクラスが1位#2=64周、2位#3=61周、3位#1=60周。モンキークラスが1位#22=64周、2位#23=64周、3位#21=61周。スーパーカブクラスが1位#205=64周、2位#204=60周、3位#202=55周の順。
各クラスとも転倒が散発するなか、上位陣の面々に変更はなし。
だが、やがて他のクラスよりスペック的に有利なグロムカップクラスのなかでも、唯一の46秒台を叩き出している#2が、じわじわと総合2番手以降を引き離して単独走行状態になっていく。総合2番手にはカブクラスの#205がモンキークラスの#22をかわして浮上。こちらも3周差がついてしまうが、カブということを考えると#205は異様な速さ。同クラス2番手&総合8番手の#202「モリンガで毎日イキイキ!」に対して14周もの大量リードを築いてしまう。だが、これは手放しでは喜べないのがレン耐ならではのルールだ。それを#205は次の時間で痛感することとなる。
2時間経過時点ではグロムカップクラスが1位#2=130周、2位#3=121周、3位#1=117周。モンキークラスが1位#22=126周、2位#23=124周、3位#21=123周。スーパーカブクラスが1位#205=128周、2位#202=114周、3位#204=111周の順。
レース半分が過ぎたところで、モンキークラスとスーパーカブクラスには恒例のダブルペリア方式でのハンデ抽選会を実施。その結果、モンキークラスはトップだった#22以外に各3周とそこそこのプラスボーナスに落ち着いたが、スーパーカブクラスでは、#205が飛ばしすぎた結果、なんと最大で25周、最小でも21周もの大量なプラスボーナスが#205以外のマシンに発生。
その結果、スーパーカブクラスの#204「モリンガでスッキリ新習慣」がクラストップ&総合でも1番手としてリーダーボードの頂点を飾ることとなる。
モンキークラスは#23が#22を逆転。互いに一進一退の攻防を繰り広げていくこととなる。
やがて、速さでズバ抜けていたグロムカップクラスの#2がベストラップを45秒台に突入させると再び総合トップへ。こちらのクラスにはぺリアハンデがないため、完全に1人相撲だ。
なお、この時間帯にはピットインのタイミングを利用して、モンキークラスには1L、グロムカップクラスとカブクラスには3Lの追加給油も実施された。
3時間経過時点ではグロムカップクラスが1位#2=195周、2位#3=184周、3位#1=173周。モンキークラスが1位#23=189周、2位#22=185周、3位#21=181周。スーパーカブクラスが1位#204=191周、2位#205=185周、3位#202=179周の順。
レースはあっという間に最後の1時間に突入。
独走を続けるグロムカップの#2は、残り30分の時点で総合2番手を走る#204に6周、クラス2番手の#3には14周もの差を付けて優勝はほぼ間違いなしの状態。疲れもまったく見えない。
モンキークラスは#23と#22が合志技研チーム同士での攻防を継続。1周ほど#23が先行するかたちだが、1周差では簡単に覆すことが可能だ。
一方、なかなか差が詰められなく苦戦したのがスーパーカブクラスの#205。ライダーには経験者も多く総合レベルでは#204を上回っているはずなのに、逆転できると目論んでいた6周差がなかなか縮まらない。この差がついたまま、レースは最後の30分を迎えることとなる。
そして残り30分が過ぎ、いよいよゴールは目前。
なんと、ここでモンキークラスの#23に大きなロスが発生。クラス3番手まで後退してしまう。
モンキー勢トップには#22が再び返り咲き、#21がクラス2番手に。#22と#21の間には6周差があり、これで大勢は決したか。
スーパーカブクラスも#205は逆転を諦めたかのようで、#204のリードを許した走りとなってしまう。
そして14:30。
ブッチギリの走りを続けた#2が最初にチェッカーフラッグを受けてレース終了。
モンキークラスは最大のライバルであり最大の味方だった#23を下した#22が。スーパーカブクラスはぺリアハンデを最大に活用するかたちとなった#204がそれぞれクラス優勝を手にすることとなった。
表彰式後の恒例抽選会では、チーム和牛から提供された和牛セットと食事券のサプライズもあり、最後までにぎやかな雰囲気の中、新たに始まったレン耐西日本シリーズ第1戦の幕を閉じることとなった。
最終結果は次のとおりです。
「グロムカップクラス」
1位 #2「チーム焼肉 和牛ロース」 264周
2位 #3「チーム焼肉 ホルモンミックス」 249周
3位 #1「ダークスタイルNext0」 235周
「モンキー125クラス」
1位 #22「SEKAINO GOSHI1」 251周
2位 #21「MAX翡翠 ツーリングクラブ」 245周
3位 #23「SEKAINO GOSHI2」 244周
「スーパーカブ110クラス」
1位 #204「モリンガでスッキリ新習慣!」 252周
2位 #205「プランビー」 241周
3位 #202「モリンガで毎日イキイキ!」 239周