2018年6月2日~3日に静岡県榛原郡川根本町の大井川流域で行われた”21st RIVER RAID”に参加しました。
リバーレイドってどんなイベントなのか知らない人も多いと思いますが、リバーレイドとは「人とクルマと自然の共生」をテーマに1994年に誕生したイベントです。
始まりは、パリダカールラリーに日本人として初めてクルマで参戦した横田紀一郎さん率いるTeamACP(Adventurous Creative Persons)が、パリダカールラリーの経験の中で自然の雄大さに感動し、自然環境を体感できるアウトドアゲームを企画したのが始まりとなっています。
今回で1994年の第1回開催から24年、21回目となるイベントです。
GOSHIでは開催19回目の2016年よりリバーレイドの自然環境保護への取り組みに賛同し、その活動を応援しております。
イベント内容を簡単に説明するとクラス毎に規定の人数でエントリーする環境体感スポーツで、1泊2日で行われるキャンプスタイルのラリーです。
4人1組で参加するリバーレイドクラス[カヌー&クルマ]の他に、2人1組で参加するビジタークラス[クルマのみ]、今回より新設された3人1組のsup(スタンドアップパドル)クラス[sup&クルマ]があり、様々なゲームを通して環境保全と生物多様性を体感することが出来ます。
<リバーレイド1日目>
2日の朝から参加受付があり、参加チームにゼッケンNoの入ったステッカーが配布されます。
事務局より配布されたステッカーを、車やカヌーに貼る姿が見られます。
その脇には各スポンサーのステッカーも貼られ、もちろんGOSHIステッカーも。
No6 『Team GOSHIと仲間たち』:左から西田選手、藤本選手、高橋選手、大島選手
No13 『Team M with GOSHI』:左から吉留選手、河口選手、松原選手
北は北海道、南は九州熊本。全国各地から21チーム79名が参加。
全国各地からリバーレイドに賛同した人たちが集結します。
事務局より開会宣言と説明が行われます。
いよいよスタート!
コマ地図を頼りに、指定された場所まで移動します。
スタッフ、参加者のお子さんやお孫さんが声援を送ります。
がんばれ~!
コマ地図に従って、大自然の中を目的地に向かいます。
移動中、野生のサルを発見!
そういえば、昨日もキャンプ地に向かっているときにシカ?を見ました。
「人とクルマと自然の共生」まさにこういう事なのだと、実感しました。
コマ地図に従って着いた先は長嶋ダム。
どうやらここでカヌー/supを行うみたいです。
カヌー/supを降ろし、クルマチームは別の目的地へと。
ダム湖では、参加者全員が準備出来たところで、最初のゲームがスタート!
カヌー/sup①:スラローム(タイムトライアル)
浮かべた3つのブイをスラロームしながら往復しタイムを計測します。
タイムトライアル開始!
少しヒヤッとする部分もありましたが、沈(転覆すること)することなく無事に完走
全ての参加者がゲームを終えるころにはクルマチームが戻ってきました。
環境保全に通ずるゲームをしてきたとのこと
クルマ①:木の高さ
クルマ②:ヒノキの香り
クルマ③:ホール打数(グランドゴルフ)
クルマチームは木の高さを道具を使わず計測したり、3つの缶の中からヒノキの香りを当てるゲームをしたり、
グランドゴルフを楽しみました。
ここで午前の部が終了!
事務局よりお弁当が配布されます。
青空の下で食べるお弁当がまた美味い!
休憩時間を使って、クルマチームもsupに初挑戦!
腰が引けてます(笑)
めちゃめちゃ楽しそうで見てるこっちもやりたくなります。
午後の部スタート!
冒頭クルマチームに説明があり、何やらある区間を一定の速度で走るとのこと。
先にクルマチームが出発です。
カヌー/sup②:カプセル
カヌー/supチームは水上に散りばめれられたカプセルを3つ拾うように指示があります。
まだ、中身が何なのかは知らされてません。
皆さん拾ったカプセルを手に戻ってきました。
何やら中には紙が入っており、数字が書かれている様子
×0(かけるゼロ)と嫌な数字を見たという参加者もちらほら・・・
クルマチームが戻るまで自由時間
遥か沖まで探検に、大自然に囲まれ優雅な時間を過ごします。
クルマ④:アベレージ走行
午後からのクルマチームは林道に入り、10㎞/hを守って走るアベレージ走行に挑戦。
遅くても早くてもダメ!エコドライブを身につける環境を意識したクルマのゲームです。
林道はアップダウンが激しく、普段走ることのない速度でのクルマの運転に皆さん疲れた様子。
ここでカヌー/supチームにカプセルを空けるように指示が出ます。
ようやく意味が分かりました!
カプセルの中に入った数字がポイントに加算されるとのこと
カプセル内の数字に一喜一憂。
嫌な予感が的中!×0を拾ったチームはポイント獲得ならず
本日のゲームはこれにて終了。
全チーム、カヌー/supをクルマに積み、キャンプ地に戻ります。
八木キャンプ場に戻り、夕方から参加者・スタッフ全員でBBQを開催
約100名での大バーベキュー大会!あちらこちらで笑い声がこだまします。
リバーレイド発案者の横田さんと記念に1枚!
横田さんを中心に笑顔が溢れます。
暗くなると、ライトの明かりに引き寄せられ思わぬ訪問者が
ちなみに八木キャンプ場から歩いて行ける場所にホタルが見れるスポットも!
自分たちの子供や孫、そして後世に、この美しい自然を残したい、そう思いながら日頃味わうことのない大自然を満喫しつつ、夜が更けます。
<リバーレイド2日目>
日が昇ると共にキャンプ地も騒がしくなります。
早朝に川辺を散歩していて驚いたことが。それは、川にごみ一つ落ちていない!
そんな綺麗な川辺を散歩していると、小さなお子様と一緒に川辺をお散歩する姿や、川釣りを楽しむ姿が見られました。
スタート前、事務局よりアナウンスがあり、1日目のリザルトが本部前に張り出されます。
なんと我がGOSHIチームの『Team M with GOSHI』が総合1位!
『Team GOSHIと仲間たち』が総合3位とかなりの好成績
2日目のゲームに向け、気合が入ります。
2日目、リバーレイド発案者である横田さんの合図でスタートです。
前日に続きコマ地図を頼りに進みます
大井川流域に到着、本日の舞台は大井川になります。
水が澄んでいて、とても綺麗な川です。
それもそのはず、大井川は一級水系に指定されているそうです。
クルマからカヌー/supを降ろしゲームの説明を受けます。
まずはウォーミングアップを兼ねて、カヌーマラソンのスタート地点まで移動します。
空一面に青空が広がり、天気も良好!
水も冷たくて、とても気持ちよさそう
スタート地点に付くと順番にスタート
カヌー/sup③:カヌーマラソン
約2㎞の道のりをタイムトライアル
1チームずつインターバルを置いてスタートします。
カヌー/supの最後のゲームとあり、スタートから気迫が伝わってきます。
一方、クルマチームもゲームスタート!
クルマ⑤:木こり(600gぴったり)
用意された長い丸太を切り、指定された重量にどれだけ近づけられるか!
一度切り込みを入れたら変更禁止!
日頃感じることのない、丸太の重みを感じながら慎重に切る位置を決めます。
その後、カヌー/supのゴール地点の河川敷まで移動
クルマチームもここで最後のゲームとなります。
クルマ⑥:テント早立て
事前に事務局から覚えてくるように!とアナウンスがあった『ひきとけ結び』と『トートラインヒッチ』。
ここで、覚えてきたロープワークを披露します。
初挑戦のGOSHIチーム、初日に練習していたので準備万端!
かと思いきや、順番待ちの間に必死に練習してます(笑)
GOSHIチームの順番が回って来る前にカヌー/supチームが続々とゴール!
最後のチームを迎えようとテント早立てを中断し、
みんなでお出迎え
既にゴールをした皆で声援を送り、カヌー/supの最後のチームが無事にゴール!
カヌー初挑戦のチーム「大変だったけど、ホントに楽しかった!」
初挑戦でも、大自然を満喫できる素敵なイベントだなぁとつくづく実感。
全チームが揃ったので、みんなで記念写真をパシャリ!
中断してた、テント早立てはキャンプ地に戻って再開する模様
先に、キャンプ地に帰ります。
もちろん帰りは、もうお馴染みになりましたコンボイ走行です。
カヌー/supを積んで、連なって走る姿は圧巻
キャンプ地に戻ると早速、テント早立てを再開します!
GOSHIチームのテント早立て、、、立ってはいるけど、紐が緩くて今にも倒れそう(笑)
これにて2日間に渡る全てのゲームが終了。事務局がポイントの集計に入ります。
事務局が集計している間に、参加者がチェーンソーアートを披露
完成したのは、リバーレイドの旗にも入ってる、カワセミ!川から飛び出した瞬間を彫ったとのこと。
綺麗な川に生息するカワセミですが、ここ八木キャンプ場では朝からカワセミの鳴き声を聞くことが出来ました。
後で話を聞くと、チェーンソーアーティストとして活動されており、今日は約30分で完成させたが、長い時には6時間程ずっと彫っていることもあると仰ってました。すごいの一言。
こうしている間に、集計も終わり、表彰式/閉会式に移ります。
事務局のMr.リバーレイドこと西條さんより挨拶があり、「皆さん大自然を楽しんで頂けましたか?」
との問いに、参加者みんな「楽しみましたー」と笑顔で返答。
いよいよ表彰式!ビジタークラス、supクラス、リバーレイドクラスの順での表彰です。
皆さん固唾を飲んで発表に聞き入ります。
【ビジタークラス】
ビジタークラス優勝
No19『のあみちゃん with としくん』
約7年ぶりでの参加で、初優勝です。とコメントがあり
親から子へと世代を超えて受け継がれていくイベントに感動
【supクラス】
supクラス優勝
No13『Team M with GOSHI』
GOSHIオリジナルチームでの初優勝!
嬉しい結果に笑顔が溢れます。
【リバーレイドクラス】
第3位!
No6『Team GOSHIと仲間たち』
激戦のリバーレイドクラスでの入賞と大健闘!
「とても楽しい2日間でした。また参加出来るように頑張ります!」
第2位!
No7『スプリングフィールドアウトドアクラブ』
前回、前々回のチャンピオン!
3連覇ならず、早くも次回リベンジします!と参加表明がありました(笑)
優勝!
No12『ミッドナイトツインズ』
筑波大学の野外運動研究室から初参加!
若さ溢れるチームの優勝で、次回も参加したいとコメントがありました。
ちなみに、チェーンソーアートで作ったカワセミも副賞として贈呈されました。
この後、運営スタッフ全員の紹介がありました。
このスタッフの皆様がいてこそのリバーレイド!
本当に2日間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!
最後にTeamACPと発案者の横田紀一郎さんより挨拶
「たくさんの人に集まって頂き感謝しています。また、無事に終わってホッとしています。
リバーレイドはこれからも進化していきますので、また来年 川で会いましょう!」と挨拶がありました。
イベント終了後スタッフの皆さんに見送られ皆さん家路につきます。
GOSHIメンバーもキャンプ地で出会った、素敵な仲間たちに別れを告げます。
GOSHIでは、これからも素敵な出会いや体験、大自然を満喫できる、環境体感スポーツ「リバーレイド」を応援し続けます。
また川でお会いましょう。
<編集後記>
GOSHI広報として、2日間取材をさせて頂きました。
参加者、スタッフの皆様共に素敵な人ばかりで、とてもお世話になりました。ありがとうございました。
この取材を通して、色々な体験ができ、人と人との繋がりや、リバーレイドが取り組む環境保全の大切さを実感することが出来ました。
この想いを少しでも、身近な人に伝えていきたいと思います。
ただ、次回は取材ではなく、参加者として参加したいです(笑)
今回撮影させて頂いた動画が沢山あります、皆様にご覧いただける様、編集して公開したいと考えておりますので、
動画については今しばらくお待ちいただけるよう、よろしくお願い致します。
色々とご協力頂いた、TeamACPメンバーの皆様、スタッフの皆様、そして、取材に応じて頂いた多くの参加者の皆様ありがとうございました。
また会える日を楽しみにしております。
事業企画ブロック 広報担当